営業が嫌で社内SEになった話

社内SEへの転職

今回の記事は若干ネガティブな内容ですが、営業が嫌だけど他の選択肢が思いつかない、という人も結構いそうだったので記事にしてみました。

私の場合はただ、営業の仕事というものを理解していなかったというのが営業が嫌だった理由なのですが、実際に社内SEになってみて、同業の方に話を聞いてみみました。

私と同じく営業が嫌で、営業になりたくなくて営業以外の職種で探して、PCが得意ということで社内SEになった、という人も少なくありませんでした。

皆さん社内SEにたどり着くまでの経緯はそれぞれ違いますが、営業になるのが嫌だったというのは共通していました。

というわけで、営業が嫌だと思っていた理由、営業が嫌な人のための職種の選択肢と、その中でも社内SEはアリなのかという内容でお送りいたします。

それでは、いきます。

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営業が嫌だった理由

個人的な話で恐縮ですが、営業が嫌だと思ったのは就職を意識した大学3年生ではなく、高校2年生の理系か文系か選ぶ頃でした。

将来どんな仕事をしたいか、ぼんやり考えてた時に、会社の仕組みというか職種の構成などは知りませんでしたので、営業以外だとエンジニアか研究者だろうと考え、理系に進んだのが、私の営業が嫌な理由の始まりでした。

何かモノを作りたいとか、好きな勉強をしたいといったポジティブな面も少しはありましたが、どちらかというと営業が嫌という思いが強かったです。

こういう人は私だけでなかったのですが、そもそも営業という仕事のイメージが訪問販売とか、過酷なノルマ制とか、どこでそんな知識を得たのか今では定かではないですが、営業という仕事の理解が乏しかったというのが原因だったように思います。

あと、私の周りだけかもしれませんが、当時営業が嫌と言っていた人たちは、総じて今でいう陰キャというか内向的な人が多かった記憶があります。

営業が嫌な人の選択肢

営業が嫌な人からその理由を聞くと、人と話すのが苦手とか、もっと企画っぽい仕事がしたいとか、モノを作りたいとかそれぞれ理由があるのですが、営業が嫌な理由はどうであれ、仕事というものを考えると、仕事をして給料をもらうには相手になんらかの価値を提供する必要があります。

どういうことかというと、「あなたの作るモノ、あなたが提供するもの、なんでもください」という圧倒的な価値を提供ことができればいいのですが、そうでない場合は、お客様のニーズに合わせて何かを提供する必要があります。

というわけで、モノを作るにしてもお客様のニーズを調べる必要があり、昔はそれを人に聞く、直接お客様に聞くなど会話する必要があり、その会話自体をすることが嫌だと営業に限らずなかぬか仕事としてしんどいわけです。

全く会話のない仕事で私が今思いつくのは、工場のラインとかだったりするのですが、学生の頃実際にやっていた私からすると、会話はほとんどないにせよ、一日中ずっと同じ作業とか、別の意味で苦痛だったりします。

さらにはこれからの自体だとだいたいは機械が人の仕事と置き換わっていくので、会話のない仕事だけを追い求めていくのはなかなか難しいです。

もし人と話をするということが苦手で営業が嫌だと感じているのであれば、今の時代はほとんどメールで済む時代でもあるので、あまり気にしなくてもいいかもしれません。

そういう意味では、営業かどうかよりも、就職しようとしている会社が提供する商品に興味があるかどうか、を考えた方が就職してからの仕事の楽しさつらさが全然違ってきますので、自分はどんなことが好きかを考えた方がいいかもしれません。

羽毛布団を売るのは難しいけど、iPhoneなら売りたいとか人によっては好みがあるかもしれません。

営業が嫌で社内SEにたどり着いた話

私の場合は新卒で就職が決まらず、元々はSEを目指したもののサービス業の営業になりました。

就職先では自社で使うシステムを内製化していたので、ゆくゆくはそっちの方向にという話もあつたのですが、結局営業職のまま倒産しました。

その時に、働くって思っていた以上につらい、手に職がないと会社が倒産した時に潰しが効かなくなる、と強い危機感を持ちました。

就職して初めて会社の仕組み、職種の構成が理解できたので、会社が変わっても仕事の内容は変わらないバックオフィス側の仕事をしたいと思うようになりました。

人事、総務、企画、法務など数あるなかで興味があったのが経理か情報システム(社内SE)でした。

経理はなんらかの資格が必要だと思っていたことと、情報システム(社内SE)の分野は仕組みがてきてきてからの日が浅いこともあり、情報システム(社内SE)に何とかして潜り込む方法はないかということで、派遣社員として再スタートすることにしたのです。

かなり回りくどい書き方になってしまいましたが、社内SEという職種に憧れてなったわけではなく、消去法で考えてたどり着いたので、社内SE自体がどんな仕事をしているか深く知らないまま、パソコンの管理とかなのだろうとふんわり考えてました。

営業が嫌だったのに

社内SEになって分かったことは、営業が嫌でスタートしているのに、社内SEとして社内向けに営業をしているということでした。

噛み砕いて説明しますが、例えば社員のパソコンが壊れた場合に、大袈裟にいうとまずは今回目指すゴールを共有する必要があります。

というのも、パソコンが壊れたという話でも、単純に壊れた箇所を直すだけでいいのか、本人はパソコン自体に不満を持っていて本体の交換をしたいのかで、対応方法もスピード感も変わってきますので、問合せをしてきたタイミングで、ニーズのヒアリングが必要です。

もちろん交換したいという要望だった場合に、すぐに新しいものに交換できるかは使用した年数やかかる費用にもよるので、代替案を提案する必要があったりするわけです。

会社によってはフローチャートがあって、その流れ通りに仕事をするだけという場合もあるかもしれませんが、かなりレアなケースかと思います。

パソコントラブルを含むヘルプデスク業務だけでもかなり会話します。

さきほどは今の時代、会話せずともメールで済むといった表現をしましたが、相手から問合せの電話がかかってきた時にその場で色々聞いてしまった方が早いので会話が主になります。

なので営業が嫌で社内SEになろうと考えている場合は、もう一度立ち止まってよく考えた方がいいかもしれません。

まとめ

このブログは社内SEがどんな仕事をしているかが主なテーマで、社内のIT環境にまつわる話を書いています。

私は今の仕事が好きなので、総じてポジティブな記事を心がけていて、今回の記事も営業が嫌でも社内SEオススメてきますよ、という記事を書くつもりでスタートしたのですが、結論は違う結果になりました。

やはり営業が嫌という理由が、自身の性格の内向的な部分だったり、人とコミュニケーションを取るのが苦手という事であれば、社内SEになったとしてもつらいかもしれません。

とはいえ、こんなことを言っては何ですが、一般的な社内SEはコミュ力低めですので、逆に考えると社内SEを検討している方はコミュ力つけられれば無双できますよ。

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