「社内SEやめとけ」という意見について、本質を理解しているか

社内SEへの転職

本日の記事は完全に個人的な意見です。「社内SEやめとけ」っていう、社内SEについての検索キーワードがあって、思わず「放っとけ」という内なる声が出たので書きました。

「社内SEやめとけ」という声は無視しよう、という私の提言に対して、エビデンスもクソもありませんが、私が社内SEについてのブログを書こうと思ったきっかけもあわせて書いています。

本題までがめちゃくちゃ長くなったので、記事の構成をガラッと変えて結論を始めに持ってきました。「社内SEやめとけ」という意見への結論は無視しようというのが結論になります。まずはその理由をお読み頂き、もしその流れで読んで頂けるのであれば自分語りに付き合って頂けますと幸いです。

それでは、いきます。

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「社内SEやめとけ」の声を無視する理由

冒頭にも書いた通り、「社内SEやめとけ」という検索キーワードに対してのアンサー的な意味合いでこの記事を書いているのですが、そもそも「社内SEやめとけ」って検索する人って、「社内SEを選べる立場にあって他人から言われて気になって検索した人」だと考えています。

転職しようかなー、どんな仕事がいいかなー、社内SEって言う仕事があるのね、ちょっと知人に聞いてみよう、え?なんで社内SEやめとけって言うの??みたいな流れを想定しています。

この時の疑問に対して、google先生で検索して表示される結果って、「社内SEの人がこんなにツライので社内SEやめとけと提言している人」の記事が出てくると思うんですよ。

なぜそう考えたかというと、Googleの検索結果って、もし文字だけでしか判断していないのであれば、今回の場合だと「社内SEやめとけ」って検索すれば、記事の文章の中に「社内SEやめとけ」って多く書いてある記事を検索結果として表示する気がするのです。(そんな単純なことではないと思いますが。)

検索結果に「社内SEやめとけ」っていう記事ばっかりだったら、社内SEやめといた方がいいのかなって考える人もいると思うのです。

検索する能力があればある程度の情報収集はできる人です。自分がやりたい仕事に就くべきだと思うので、他人から「社内SEやめとけ」と言われたとしても、まずはやってみたらいいと思います。

というわけで、と記事の結びに入りそうになりましたが、それだけでは、記事としても微妙な気がしてきたので、もう少し考察を深めます。

「社内SEやめとけ」という言葉がどこから出てきているか

まず、社内SEを経験した人と、そうでない人の2つに分けてみます。

先に後者の場合ですが、これは無視してもよさそうですよね。そもそもどんな仕事かも経験していないのだから。もちろん「社内SEやめとけ」という権利はありますが、説得力がなさそうです。

社内SE未経験の人が「社内SEやめとけ」と思った理由

ありえる理由としては、相談者が明らかに社内SEに向いていないと思われる人であれば、社内SEを実際に経験していないても「やめといた方がいいんじゃない?」とは言われるかもしれません。

とはいえ、社内SE経験者の私からすると、「明らかに社内SEに向いていないと思われる人」ってあまりいなさそうというか、考えられるのはITに弱いとか、内向的とか、くらいしか思いつきませんが、そんな人がそもそも社内SEになりたいと思わないでしょう。

社内SE経験者が「社内SEやめとけ」と思った理由

こちらの方が本命っぽいのですが、社内SE経験者が「社内SEやめとけ」っていうのは、本当につらくて言っているか、もしくは「もっと他にいい仕事あるから」のどちらかが考えられそうです。(ライバルを増やしたくないからという理由も少し考えましたが、急には社内SEのライバルは増えないのでこれはないでしょう)

で、本当に社内SEの仕事がつらいと感じている人の話は聞きましょう。私も聞きたい。上司の決裁が下りないとか、セキュリティをコストだと思っているとか、もしくは一人情シスがつらいとか、会社によっては色々あるかもしれませんので、そういう会社は避けれるだけ避けましょう。

でもこれが社内SEへの志望自体をやめる理由にはならんと思うのですよ。会社を選べばいいだけで。未経験で選べないとすれば、選べるようになるまで業務を積めばいいと思うのです。

それよりも、唯一「社内SEやめとけ」という声に耳を傾ける必要があるとすれば、前回も書きましたがエンジニア志望だった場合です。
この記事で書いています。

それが、エンジニアとして生きているために「もっと他にいい仕事あるから」という意味でしたら、社内SEはやめるべきです。エンジニアというより管理者という側面が強いので。

社内SEとなってどうなりたいか、を考える必要があって、将来的にはITエンジニアではなく、会計や営業、経営を助けるための立場として社内SEとして仕事をこなしていく、だったり、IT全般の知識を習得してから他業種にジョブチェンジして社内SEの経験を活かす、というのもアリかと思います。

ある日務めていた会社が倒産した

すみません、個々から自分語りを始めさせてください。

当時27くらいで、理系の大学を卒業したものの就活の波に乗れず、それでもサービス業の営業のしごとをしていましたが急に会社が潰れました。

当たり前かもしれませんが、潰れる時ってなんとなく社員の間でも潰れそうと噂は回っていて、それでもどこか他人事に感じながら急に潰れます。

社員によっては急に休みになって嬉しいと寝ぼけたことを言っていましたが、大学入学で浪人・大学卒業でも留年をしていた私にとって、職を失うことに対して恐れを感じていたので、予兆を感じた瞬間から転職活動をしていました。

上記の通り、なかなかの履歴書なので地元の会社で10社くらい応募しましたが面接すらしてもらえず、どうしたもんかと思案していました。

別の観点から話すと、恐れとともにチャンスとも捉えていて、どうせ転職するなら元々志望していたSEになりたいと思い、応募した会社は全てITの企業でした。

地元じゃ厳しい、とはいえサービス業の営業はもうやりたくない、…そういえば私、東京に一度は住んでみたいと思っていた。行こう。ということで20代後半で上京しました。

20代後半で上京

とはいっても、丸裸で上京したわけではなく、潰れた会社の先輩でいち早く離脱した人がいて、派遣会社なら紹介できるよと声をかけてもらっていたので、その声を信じてというか利用させてもらって、上京したわけです。

とりあえず家賃6万円のアパートを借りて、派遣会社に面接に行って無事に合格しました。

その時から社内SEでしか働いたことがなかったので、普通のSE(というかプログラマー)だったら未経験でもいくらでもあることを知りました。未経験の社内SEはレアらしい。(でも確実にありますよ。)

明るい性格だから未経験でも社内SEになれたのかも

こうやって書いていると、「社内SEやめとけ」と言いたくなるタイプの人も一定数いそうです。社交的でないとヘルプデスクや問合せ対応は厳しいですし、新しいシステムを導入するとしても社内の利害関係者の調整なども必要になってきますので、人と関わることが苦手な人は「社内SEやめとけ」と言ってしまうかもしれません。

まとめ

たまたま「社内SEやめとけ」というキーワードを見つけてしまい、長々と私の思いを書いてしまいました。

他人のアドバイスに素直に聞くことは当然重要ですが、自分の人生を選択する上で他人のアドバイスを理由に職業を選んでしまうことはないようにしたいですね。

ここまで社内SEについてポジティブに書いてきましたが、私も100%絶対職を変えないという強い意思があるわけでもないです。

ただ社内SEとして働いていて、ビジネスの流れも理解できるようになったし、コミュニケーション能力もついてきたのでなかなかいい仕事だと思っているくらいです。

この記事はこのへんで終わりにしたいと思います。最後までお読み頂きありがとうございました。

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