会社でも無線LANを使用していまして、具体的にはCiscoのmerakiを使用しています。本社など大きな事務所にはmerakiを購入し業者さんに設定・設置してもらっているのですが、少数拠点には端末の購入をせず、ギガらくWi-FiというNTTのサービスを利用しています。
こちらでレンタルできる端末もmerakiのものでレンタル代が5年契約だと3,630円(月額)、2年契約だと4,928円となっています。壊れたら交換してもらえるし管理が楽です。
設定でいいところは社内用とお客様用に2つのSSIDを使うことができて、社内容はファイルサーバにアクセスできるけどお客様用はファイルサーバにはアクセスできずインターネット接続のみという分け方ができるので、使い勝手がとてもよいです。
前置きが長くなりましたが、今回Wi-Fiの2.4GHzと5GHzの違いについて書こうと思ったのは、既存の建物内にすでに他の会社の電波が飛びまくっていて2.4GHzだけを利用したらどうかという提案を受け、そもそも2.4GHzと5GHzの違いが曖昧だったので記事にしました。
周波数帯とは?
ざっくり言うと、Wi-Fiで使える電波の帯域が規格で決まっていまして、その通信規格はIEEE802.11というのですが、その中で5つくらい種類があります。
何が違うかというと、通信速度が早いとか、遠くまで届くとかそれぞれに特性があり、機器が対応していれば使い分けるとより効果的に無線LANを利用することができます。
で、Wi-Fiで使用できる周波数帯は2.4GHz帯と5GHz帯があります。
2.4GHz帯と5GHz帯の違いは?
2.4GHZ帯は家電やBluetoothでも使われている帯域で、5GHz帯より電波がよく遠くへ届き、壁などの障害物にも強いのですが、色々な機器で使われているので電波の干渉が起こりやすく、通信が途切れたりする場合があります。
5GHzはWi-Fi専用帯域なので2.4GHz帯より安定的ですが障害物に弱いです。
家庭で利用する場合はどっち?
家庭用の無線LANでよく見るのは5GHz帯であるIEEE 802.11a、2.4GHz帯であるIEEE 802.11g、新しい規格で5GHzのIEEE 802.11acの3種類でしょうか。
利用する場合の優先順位としては、まずはWi-Fi専用である5GHz帯で最大通信速度が一番速いIEEE 802.11acまたはIEEE 802.11gを試して、途切れたり遅かったりする場合はIEEE 802.11aを試すというのがいいのではないでしょうか。
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