私が入社するきっかけになった人の話なので、若干オブラートに包みます。私のスタンスとして社内SEはとてもいい職業だと思っていますので、あまり詳しく知らない人たちにも社内SEをオススメしています。
個人的には、未経験の人の方が、変にITをかじってる人より、謙虚で素直で好感度が高いと思っていますので(もちろん人によります)、未経験者の社内SEへの転職を押しているのですが、やはり中には向いていない人もいます。
ミスマッチを避けるためにも今日はこの話をします。
社内SEでうつ病はまあまあ聞く
どんな業界・職種でもよく聞く話と言ってしまうと元も子もないですが、時代の変換期とかとてつもなく忙しい時期に発生しやすいです。
私自身Twitterでも書きましたが前任者がうつ病で出社拒否して、結局その後一度も出社せずに退職しましたし、グループ会社でもよく聞く話です。
社内SEを全力でオススメしている私ですが、前任の人はうつ病で出社拒否をし、最終的に退職したものの一度も出社せずその人の私物を人事が自宅に送っていました。どんな仕事でも、やはり向き不向きがありますね。
— MD / 派遣→正社員の社内SE (@shigereng) January 30, 2020
私が直接知る事例が少ないのでたまたまかもしれませんが、ちょっと傾向があるように思います。
一般的には真面目な性格とか、内向的な人がうつ病になりやすいとか聞きますが、それ以外に勤務体系の要素も多分にあると思っています。
社内SEでうつ病になる人はどんな人か
このブログではいわゆる情シスを社内SEと表現していますが、社内SEの仕事で大変なのはズバリ人間関係です。社内SEでうつ病になる理由はこれ一つかもしれません。
社内SEが担当する領域が会社全体のITが絡むもの全部になるので、どうしても知識が広く浅くになりがちです。
例えば何か問題が発生した時に、トラブル対応時に手に負えない場合、専門の業者さんにお願いをするのですが、ユーザーからすると早く直して欲しいわけなので、単に解決まで時間がかかると伝えるだけでは納得してくれず、原因の説明を簡単に理解してもらう必要があります。
こういうコミュニケーションができる人にはどうってことなく、大したことではない話なのですが、難しく考えるタイプの人にはかなりキツく、うつ病っぽくなるのかも仕方ないかもしれません。
もう一つは、何か新しいシステムを導入するとなると、各部署と調整をする必要があります。
Twitterで紹介したのは会社のWebサイトリニューアルについて書きましたが、この場合も全体の進捗とWebサイトに掲載する内容を各部署に依頼して確認する必要があります。
各部署からすると日常業務とは別に入ってくるスポット的な仕事になるので、中には非協力的な人もいます。
例えば営業だと、日々の顧客への訪問と合わせて、自社のどの商品を掲載するか、営業部門内で検討してもらう必要があります。
Webサイトをリニューアルするそもそもの目的は会社全体の売上を上げるとか、リニューアルしたことを広告するとか、色々目的があるわけで、営業部門の場合は自社の商品を載せることで売上が上がることを目的とするわけです。
ただ一担当者からすると、それが売れることが自分の成績にならない場合もあったりして、それが理由で非協力的になったりするわけですが、Webサイトをリニューアルする担当である社内SEとしては、そんなことは知ったこっちゃなく、なんとか話を進めてもらうために交渉が必要になります。
こういった、人との調整ごとが社内SEの全てと言っても過言ではありません。
社内SEでうつ病になりかけたらどうするか
当然会社によって違います。社員数や社内SEの人数や組織編成によっても色々ありますので、ここまで極端ではないかもしれませんが、1人情シスの場合などは、もろこんな感じだと思います。
ですので、以下のような人にはオススメできません。
- 一人で黙々と作業をするのが好き
- パソコンに詳しくなりたい
- 新しい知識をどんどんつけていきたい
というのも、こういった状況、知識は後からついてくる形になるので、初めから上記のことしか仕事に就く目的がなければ入ってから苦労します。
あくまで、社内全体のIT環境をコントロールする仕事に就くというイメージができていればOKです。
また、人とコミュニケーションを取ることが得意だと思っていても、いくつかのプロジェクトが被ったり、システム稼働日前などになると、忙しくなってうつ病になるなど精神的に追い詰められたりもあり得ます。
うつ病になる前にその状態を回避しないといけないのですが、キャパオーバーになる前に協力者に投げることです。
当たり前ですが仕事は一人ではできませんし、逆に一人でやってしまうと、周りはこの人一人でできるんだとなり助けようともしてくれません。
ですので、困った状況になる前に、同僚や先輩、上司に進捗を自ら報告できるようなフットワークの軽さも自分の身を守るためにも必要になってきます。
まずは今の仕事のカウンセリングを
社内SEに限らず、人間関係の悩みはどの職業でも発生しますが、パソコンに詳しいからという理由だけで社内SEを目指すと大変な思いをすることになります。
今回の記事ではネガティブな話になってしまいましたが、現実の一部として理解して頂きながらもポジティブな話の方が多いと私は実感していますので、ぜひ目指してもらいたいです。
オリンピックや新型肺炎、働き方改革など仕事の環境が変わる上で社内SEは必須の人員になっており、未経験から社内SEになるには今が絶好の機会です。
まずは現状の仕事が向いているかどうか、持っているスキル、自分の性格などを他人から客観的に判断してもらった方が、いい仕事選びができると思います。
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私は未経験の状態でも社内SEになりましたが、少しは知識を得てから社内SEに挑戦したいという考えを持つ方もいると思います。そんな人にオススメなのは、プログラミングを学びながら就活をサポートしてもらう方法です。
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