格安SIMとは?今さら聞けない基本知識

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携帯電話業界もだいぶ様変わりしてきて、楽天が格安SIMだけでなく回線事業者自体になるという話も出てきたり、次世代回線企画の5Gとはなんて話題もテレビでやっていますね。

そんななか今回は格安SIMについて書いていきたいと思います。会社で社内SEとして働いている分には業務上出会わない格安SIM情報なんですが、仲のいい社員と立ち話などをしている際に、「ところで家族の携帯なんだけど…」という感じで家庭のスマホ相談なんかも乗っていたりします。

で、よく聞かれるのは、格安SIMとは?格安シムって何ナノ?大手キャリアとどこが違うの?という基本的な質問です。かなりの人に聞かれているので、会社でマニュアル作って回覧したほど。。

というわけでここではよく聞かれる質問について説明していきます。それではいきます

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そもそもSIMカードってなんなの?

SIMカードというのはスマートフォンやガラケーの端末に入ってる小さなカードです。iPhoneだと画面の右側に穴があいていて、その穴にピンセットなどを挿すと取り出すことができます。SIMカードを略してSIMと呼んでいます。

SIMカードはdocomoやau、ソフトバンクの大手通信会社(通信会社のことをキャリアとも言います)がそれぞれ製造しており、そのカードに電話番号や大手キャリアの情報が埋め込まれています。

端末自体はAppleやSAMSUNG、SONYなどメーカーが作って、その端末に大手キャリアのSIMカードを差し込むことで大手キャリアの電波回線を使って電話やインターネットなどの通信ができるようになります。

格安SIMってなに?

携帯電話が提供されるようになってから、サービスを提供している会社が数少なく、docomoやau(昔でいうKDDIや関西セルラーなど)、ソフトバンク(昔でいうJ-フォン、ボーダフォンなど)な寡占状態でした。

その状態を改善しようと新規で運営できる業者を増やしたかったのですが、日本全国の通信環境を構築するためにはとんでもないコストがかかります(今、楽天がまさにやろうとしていますが大変そうです)

このままだと一向に数が増えませんので、まずは大手通信会社が持っていて使っていない部分を一度業者に販売し、購入した業者が利用者に格安で提供するようになり格安SIMと呼ばれるようになりました。

基本的に大手キャリアと同じ設備を利用していますので、なぜ格安で提供できるかというと、設備自体の運用や保守などをしなくていいことと、店舗を出さないなど提供するサービスを限定しているからです。

簡単にいうと、大手キャリアから回線設備を卸してもらった業者が提供する通信カードのことを格安SIMと呼んでいます。

格安SIMにすると本当に安くなるのか?

大前提の事実として大手キャリアを使っている人で月7,000、8,000円くらいかかっている人は月額5,000円前後下げることができます。ただ、人は変化を嫌うのでこの実際に回線契約を変更するというハードルを下げるのが一番難しいかもしれません。それでも興味のある人もいると思いますので書いていきます。

そもそも月額使用料が大手の格安SIM業者でも以下の通り違います。

楽天モバイルのプランMの場合、データ通信6GB+10分かけ放題で3980円です。2020年1月21日現在。(楽天の会員種別でもっと安くなる場合があります、また、料金体系も記事作成後に変更がある可能性がありますので、詳しくは下記公式ページをご確認ください。)
https://mobile.rakuten.co.jp/

Lineモバイルだと7GB通話ありプランで2880円です。(2020年1月21日現在。詳しくは下記公式ホームページよりご確認ください。)
https://mobile.line.me/

大手キャリアの費用はあなたの契約内容を一度ご確認していただきたいのですが2020年1月21日現在のDOCOMOの場合だと、7GBプランで6150円です。(ギガライト定期契約なしプラン)人によっては他にもオプションが色々ついているかもしれません。

純粋に基本月額料が安いので、大手キャリアで電話回線契約のみといった特殊な状況でない限り格安SIMに変えるだけで携帯料金は安くなります。

解約すると違約金がかかるのでは

解約金がかかるかどうかはご自身の契約状況によります。もし今月契約更新月の場合はラッキーで解約違約金はかからないでしょう。ほとんどの人の場合は解約違約金がかかると思います。それでも頭のいい人たちは解約して格安SIMに変更しています。

というのも、どれだけ安くなるかどうかは月額料金だけで見ていなくて将来的にどれだけの費用がかかるかで計算しています。

例えば現在8000円の人が3000円の格安SIMに変更するとします。月額5000円安くなりますが、解約違約金として20000円かかると言われたら普通の人は躊躇すると思います。

とは言え1年というスパンで物事を見た場合、月額使用料は1年間で60000円オトクになるということなのでトータルで見ると40000円得するということになります。

例えば1年後に解約月がくるとすると、8000円×12ヶ月なので、1年間の月額使用料は96000円支払うことになります。それが今解約した場合、3000円×12ヶ月+解約違約金20000円で56000円となり、30000円オトクになるということです。

現在格安SIMを利用している人はこのことを考えて変更しています。今さら大手キャリアに戻ることはないでしょう。

また、その他の費用として途中解約の場合、スマホの月賦も一括精算になりますので、新しく携帯電話を月賦で購入した人はダメージが大きいように見えます。

ただ、月賦を一括に変更するということは将来的な費用は同じと考えてよく、むしろ月賦のローン費用分安くなる可能性すらあります。

申し訳ありません、簡単に説明するつもりがややこしくなってしまいました。上記の金額は仮定の数字ですので、ご自身に合った金額を当てはめて計算してみてください。今の時代、稼ぐ金額を増やすより支出を減らすほうが簡単ですから。

まとめ

というわけで格安SIMの基礎知識について書いていきました。

書いているうちにいろんな論点が出てきたので、別記事で紹介していきます。例えばこんなの。もし他に聞きたいことがあればお気軽にお問い合わせくださいね。

ちなみに私は個人用として楽天モバイル、仕事用にLINEモバイルを使っています。

余談ですが楽天会員なら楽天ポイントで携帯料金を支払えるので、楽天銀行とか楽天カードを利用されている方は絶対変えた方がいいです。ポイントで携帯代支払えるとか画期的だと個人的に思ってます(^^)

詳しいことは公式サイトに書いてますが、また今度簡単に説明したいと思います。
https://mobile.rakuten.co.jp/

今回はここまで、他の記事も読んでくれると嬉しいです!

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