在宅勤務(テレワーク)のデメリット、実際にやって感じたこと。BCP対策としてはとても有効。

テレワーク対応

2月から色々と話題の新型コロナウイルスですが、いよいよ純日本ローカル企業の勤務体系にも影響を与えだしてきました。

今までなにかと在宅勤務や時差出勤など、働き方改革と称して話題にはなっていましたが、弊社では無風も無風、家でさせることなど何もないといった状況でしたが、このたびいきなり在宅勤務を行うことに。

実感としてはBCP対策の緊急時としてはとても有効に感じました。というわけで、在宅勤務のデメリットについて(メリットも)私が実際にやってみて感じたことをつらつらと書いていきたいと思います。

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急に在宅勤務(テレワーク)が始まった

在宅勤務を実際にやってみて、そもそものきっかけが子のコロナ疑惑が発端で、39℃の熱が4日続いたことが始まりでした。

発熱は1週間続きウイルス製の気管支炎という診断で微妙な感じで終わったのですが、熱が4日続いた時に会社に報告したところ、ちょっと上に確認する…と。

結局、何かあったら良くないので1週間在宅勤務でいきましょう、となって子どもを看護しながらの在宅勤務に突入しました。
(我が家は共働きなのですが妻は会社に言わず普通に出勤するという…)

なので、これから色々書きますが、平常時の在宅勤務ではないことをご承知置きください。いわゆるBCP発動時って状態ですね。また、こんな状況なので自分だけ在宅勤務で他のメンバーは全員出社しています。

まずはまとめ的なデメリットについて書いていきます。

なぜデメリットかというと、多くの記事ではメリットが多いかと思ったのであえてデメリット中心に書いています。ただ、それだけだとネガティブな記事になりそうなので、メリットとデメリットを解決する策も合わせて書いていきます。

それでは、いきます。

在宅勤務のデメリット

まず自社の社風なんですが、純和風の商社なので対面での説明がかかせません。また基本的に同じフロアで業務していますのでチャットを使う風土がありません。一応teamsはあるのですが使われずにいました。

なので、急に出社しない状況になると、現在走っているプロジェクトの進捗など社外の人とのやり取りはメールや電話ができるので問題ないのですが、ちょっとした社内の打合せや上司への報告、書類の捺印などは今週することができませんでした。

その他の大きな問題として、その他の社内の状況として不要不急の外出・出張が禁止になったため、多くの営業マンがずっと社内にいる状況が続いています。

その人たちが社外のお客様とSkypeを行いたいと言い出して、そのサポート対応に在社しているメンバーは追われていたようです。

業務的な問題はこれくらいで、その他には、個人的な話になりますが、出社せずずっと家にいるので人と話さない、家から一歩も出ないので運動不足、仕事とプライベートのメリハリがない、がありました。

在宅勤務のメリット

一番良かったのは、普段内勤で働くものとして、長期出張するような営業マンの実際の業務環境を理解できたことかもしれません。

やはり社内で業務を行う環境とは違い、社内システムを利用するにも現状だとセキュリティ上VPNソフトで接続してからポータルなど閲覧する必要があり、いちいち接続するのが面倒です。

また、社内のVPNに接続するとインターネットが閲覧できなくなるので、メールが使えないという欠陥がとても手間でした。ベンダーからの打合せ依頼に対して、VPNをつないで社内のスケジュールを確認して日程を決めてから、またVPNを切断してメールを送るといった、手間がかなりの回数発生しました。

これでは社内のシステムを使いたくなくなる気持ちもわかりますので、インターネットはできなくてもメールはできるといった、より細かい通信制御を行う必要があります。

あと、当たり前ですが通勤時間がないので9時まで自分の時間です。正確には9時までに始業報告をする必要があるのでメールを書く時間が必要ですが、この記事を書きながら前日の間に始業報告のメールも作っておけば良いことに気づきました。

これって通常の業務でも一緒ですね。前日の仕事が終わる前に翌日何をするかを考えると良さそうです。

在宅勤務を行うことで、具体的に1日の中でどのような業務を進めるか考えるようになり、普段だと出勤してそのまま問合せがきてなどダラダラと過ごしていた気がします。

次のメリットですが、計5日間在宅勤務を行い、子の看病もしながらのためなかなか仕事に集中することができませんでした。初日が一番具合が悪く、5日めが完全復活の5日間の流れの中で、3日めに妻が子の病院に連れて行くタイミングがあり、この日だけいわゆる一般的な在宅勤務の状況になりました。

誰もいないので当たり前ですが話しかけてくる人はいなく、なにか集中して1日籠もって仕事をしたい場合は特に有意義な時間になると思います。

最後にメリットと呼ぶかどうかわかりませんが、周りから(特に他部署から)何をしているか分からない業務を行っている人は、業務報告を毎日行うことで業務内容をアピールすることができます。

他人は自分の仕事についてそもそも興味がありませんが、業務報告の中に関連する内容が出てきたらそこから協業する可能性もありますので、会社としてはとてもメリットがありそうです。

在宅勤務のデメリットを解消する方法

まず今回のようなBCP発動時の、新型ウイルスによる緊急的な在宅勤務は、普段出社しているパフォーマンスはそもそも発揮できないことを前提にしておけば、会社としても社員としても変なプレッシャーを与えたり与えられたりしなくてすみます。

急に在宅勤務になって準備もしていないのに仕事していないとか言われても困るというか、やれることはやりましたが限界があります。

平常時に在宅勤務を実践するには、部署の中で持ち回りで1人ずつ実施するのがとても有意義に思います。例えば1週間に1日在宅勤務の日があれば、その日に集中して行う仕事を寄せることができるので、1週間の時間の使い方もだいぶ変わってきそうです。

1週間ずっと在宅勤務していたデメリットの、人と話さない問題・家から一歩も出ない問題・仕事とプライベートのメリハリがない問題も解決します。

もし、また1週間ずっと在宅勤務担った場合のデメリットの解決方法は、社内の人と話す時間を作る(Web会議など使って)、午前中に散歩するもしくは外食することで、人と話さない問題・家から一歩も出ない問題は解決しそうです。

最後の、仕事とプライベートのメリハリがない問題ですが、私が試した中で一番良かったのは業務終了報告を送ってそのままPCでを閉じてお風呂に入ることでした。

一日だけ試したのですがとても良かったです。残りの4日は、業務終了報告を送ってその反応を待っていたのでずっと仕事が続いているような感じがしていましたが、スパッとPCを閉じてしまうのが効果的だった用に感じました。

まとめ

ダラダラと記事を書いてしまいましたが、在宅勤務をさせて頂き、とても貴重な経験をさせていただきました。

在宅勤務を行ったことで、週明けからの通常業務でも仕事の進め方について活用できる考え方を身につきました。通常は業務広告はないので、個人的に始業・就業報告を続けていこうと思います。

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