こんな未曾有の危機に何のこっちゃと思われた方もいるかもしれませんが、あえてここで社内SEの派遣について語って行きたいと思います。
当ブログは未成年の若者が企業のIT担当役員であるCIOを目指すという高い目標を掲げて運営しています。
私の経験がメインなのでまだまだ経営的な目線での記事は作成できてません。まずは10年で得た知識を赤裸々に書いています。
そんなわけで、前回のリーマンショックの時に経験した派遣切りについて書きたいと思います。
未経験でも募集している
前の記事でも少し触れていたりするのですが、2007年頃に前の会社が倒産しまして、30手前で状況してきました。その頃は景気が回復基調にあり、主に中小企業で社内のIT担当が足りないという雰囲気でした。
社内SEって新卒でなれるわけもなく、また社内の人材を異動させてまで育てたりすることはなかなかなく、社内SEを外部から中途で採用することが多いです。
で、基本的には1人くらい担当する人が既にいるので、まずは未経験でもいいから若い人を派遣で入ってもらい、様子を見てから正社員に登用するというパターンです。
ですので、もし社内SEになりたい人がいるのであれば、派遣という選択もオススメしています。
リーマンショックの時に派遣切りにあった
私の話をしますと、2007年に上京して派遣社員として社内SEデビューしました。とても嬉しかったです。はじめの業務はPCのキッティングでした。
OSとかメモリーとかCPUとか基本情報技術者試験の内容で勉強したことは分かりますが、特にPC自体に興味があったわけではないので、PCのキッティングは新鮮でした。
先輩が作成したマニュアルに沿って業務ソフトやプリンタをインストールしたりする仕事です。
こういった仕事はマニュアルがあれば作業できますので、特に知識は必要なく、元気がいいとか初動が早いとか、そういったところが必要とされるかもしれません。
そんな感じで1年ほど楽しく働いていたのですが、リーマンショックがきました。そして私だけでなく事務の人とかも派遣切りに合いました。
社内SE派遣の需要はあった
とはいえすぐに見つかりました。どこの会社も人手不足のところはあるようで、派遣会社にも次も社内SEで働きたいと申し出ていて、ありがたいことに1年経験させていただいたので、すぐに見つかりました。
気になる月収ですが、だいたい20-23万くらいだったと思います。30手前ではなかなかの金額ですが修行だと思って経験を積みました。
結果そこから2年弱経ち、無事正社員になり今では家族4人で仲良く暮らせるほどになっています。
コロナショック後の世界
リーマンショックの後でも社内SEの仕事はありました。
当時の報道などでは年末に年越しの炊き出しをしていたり、結構悲惨な感じでしたが、恐らく工場のラインで働く派遣の人とかは工場自体がなくなったりしたので大変だったと思います。
いわゆる普通の派遣の仕事とは違うのかもしれません。
で、今回この記事で言いたいことですが、コロナショック後の世界はさらにIT化が進むと思いませんか?
いま現在、社員として働いている人はもう既に役割が与えられているので、社内のIT化を進めるには、新しい人が必要なんです。
ただ、不況の際は正社員として雇用することに経営陣は躊躇しますので、派遣のニーズが高まります。ですので、悪くない選択かと思います。
30までの話かもしれない
注意事項としては、家族を持ってていきなり未経験の社内SEの派遣になるという選択肢は取りにくく、会社によってはずっと派遣社員のままという場合もあるかと思います。
判断するために、業務スキルを得るためにも2年くらいは必要かと思います。ですので、遅くとも30がギリギリチャレンジする年齢になると思います。
30を越えててそれでも未経験で社内SEになりたいという場合は、違うアプローチが必要かと思います。
私が聞いた話では例えばITサービスを提供している会社に営業として入り、その後社内SEに転身するパターンです。具体的に言うとWeb会議業界の人でした。
今特にWeb会議がもてはやされているので、トラブルサポートも含めて知見のある人が欲しかったりしますので、他のことは未経験でもWeb会議専門でサポートする係として社内SEで潜り込める気がします。
まとめ
今は2020年の4月で、緊急事態宣言が出て1ヶ月間の自粛を求められています。勤め先も5/6までの全社員在宅勤務が決まり、まだまだ先が見えない状態です。
ただ、不安だからといって暗くなるのではなく、必ず良くなりますのでその時まで準備をして待っていましょう。
最後に私がいま注力しているのはリモートワークのサポート業務です。突貫工事で対応できましたので、万が一勤め先が倒産しても、転職先はいくらでもあると思ってますし、何なら今より給料を上げるくらいの社内SEスキルを得たいと思っています。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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