社内SEの将来性はどうなの?明るい未来を担当者が語る

社内SEへの転職

社内SEの将来性については常々、社内SEの未来は明るいと断言しています。というのも誰がどう見ても、ITの知識がビジネスにおいて必須のスキルになっているからです。

もちろんITと一口に言っても、PC、サーバ、Web、データベース、ネットワーク、セキュリティ、などなど、業務の中ではそれぞれ浅い知識しか必要とせず、込み入った話になると専門のベンダーさんに依頼をすることになるのですが、これからの時代はベンダー管理も含めて複合的に物事を考える力が必須になりますので、そういう意味でも社内SEの将来性は明るいです。

ただ、これだけを見て、あーそーなんだー社内SEいいね!と鵜呑みにしてキャリアを選ばないように注意事項も書いていきます。

というわけでこの記事では社内SEの将来性について明るい理由と落とし穴について語ります。

それではいきます。

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社内SEの将来性は明るい

まずはなぜ社内SEの将来性は明るいと言えるのか、社内SEの仕事内容について軽く説明します。

社内SEの仕事は会社にあるITが関わるもの全ての管理です。管理といっても保守運用だけでなく、新しいシステムの計画や導入、一部の会社では開発も含まれます。

会社で使うIT機器やシステムに関わる仕事全てを担当することになります。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。

今までは総務の延長としか考えられていなかった社内SEという仕事も、将来性に目を向けると機器を持たず使うクラウドサービスという概念や、仮想化技術、IoT、AI、5G、セキュリティ対策など新しい技術が目白押しで、いままでは他人事だった最新技術もすぐ目の前にきており、会社としてITを対応する担当者としては社内SE以外にいないわけです。

ですので、今まで通りの仕事であるIT機器やシステムの導入・管理だけでも人手不足なのに、会社の将来を左右するような新技術の知識も仕事をしながらつけることができ、社内SEという小さな枠組みよりもビジネスマンとして生きていく中でこんなにいい環境はないわけです。

とはいえ、会社によって社内SEの仕事内容もだいぶ違っていて、単なるコストセンターとしてとらえられている会社では外注化を進めるところもあるかと思いますが、現在のトレンドとしては自社にIT部署を作って管理する、さらに経営にも参画させるというのが多いようです。

まずは企業内で頼りにされる社内SEを目指す

もしろん、社内SEの将来性が高いといって、就職したあとにボケーッと仕事しているだけでは自分自身の価値を高めることができません。

これからの時代、なんとか生き抜くためには会社に縛られないスキルが必要で、いつでも転職できる状態にしておくのが理想です。

そのためにもまずは自社の中で必要とされる人材になることが、自分自身の将来性を高めるために必要で、自分自身の将来性を高めるために社内SEというキャリアを活かすという考え方が大事です。

社内SEに飽きたら違う職種にも転職しやすい

社内SEの将来性については社内SEという職種の将来性だけではなく、ご自身のキャリアの将来性についても明るい未来を描くことができます。

その理由は社内SEから転職をするにしても選択肢が多いところです。いくつか例を挙げていきたいと思います。

第一候補は同業他社の社内SE

もちろん同業他社の社内SEにもいけますし、違う業界でもあなたの社内SEとしての知識を必要としている会社があります。現在行っている業務知識が次の会社で活きますので、しっかり目の前の仕事に向き合いましょう。

ITコンサルタントにもチャレンジ

社内SEの業務内容でヘルプデスク部分を排除して、社内にITシステムを導入する部分をメインで考えるとITコンサルタントとしても活躍することができます。

そうなると社内SEよりも将来性が高く、収入も増える可能性が高いですが、現状の社内SEだけの知識だけでなく経営の知識なども必要になるので、目の前の仕事だけでなく、中小企業診断士などの勉強も行う必要があります。大変ですが独立も目指せますので夢がありますよね。

経理もあり??

ITコンサルはちょっとハードルが高くてIT業界は時代の流れについていくのが難しい。

違う職種に転職したいという場合でも可能性はあります。そういう意味でも社内SEの将来性は高いと言えますよね。

一般企業の社内SEって基幹システムのメンテナンスなども担当している人も多いと思うのですよ。

未経験での違う職種の転職先としてすぐに思いついたのは経理部なのですが、基幹システムのメンテではデータベースはもとより、どのような帳票が流れていて、簿記の勉強なども深堀りできれば、仕分けを切るなどそのまま経理の仕事にも繋がります。

多くの場合、基幹システムの導入や入替えとなると社内SEはプロジェクト進捗管理の裏方に回りますが、主管部署としては会計システムを管理するという意味で経理部になることが多く、経理部の会計システム担当として仕事ができれば、ITの知識もある敏腕経理マンとして活躍することができます。

IT業界の違うエンジニア職はどうなの?

ここは本当に未知の領域になるかと思います。あなたの年齢にもよるでしょうし、エンジニアを育てる風土がある会社であれば社内SEから例えばSEやインフラエンジニア、ネットワークエンジニアもチャンスありと見ています。

エンジニアではなくてITシステム営業だと、ユーザー企業の社内SEの気持ちが理解できると思いますので、良い提案ができそうです。

社内SEの将来性は本当に明るい?

社内SEの将来性について、ここまでかなりポジティブに書いてきました。

実際に社内SE歴13年目のわたしも社内SEの将来性はかなり明るいと考えて業務に向き合っていますし、社内SEの将来性は明るいのであまり人気がない社内SEのよさを伝えるためにこのブログを運営しています。

ただ、全てを真に受けてほしいとも思っておりません

というのも、星の数ほどある会社で全てに社内SEが存在すると考えても大げさではありません。もちろん総務と兼務など形は色々あるかと思いますが、会社の中でITを担当する人が1人は必ずいます

ですので、ご自身に合う合わないというのが社内SEとは違う側面で発生してきます。

入社後に社内の雰囲気が合わないのが原因で仕事がうまく行かないのにも関わらず、社内SEに転職して失敗したと勘違いするパターンも多くあります。

社内SEという仕事が社内の利害関係者と調整をするという面もあるからです。

ですので、一部だけを見て社内SEの将来性について疑問を持たずに、まずは入社したいと思える会社の社内SEになる必要があります。

事実として圧倒的に人手不足

ここまで語ってきたとおり、社内SEは慢性的に人手不足で、今後どんどん人手が必要になってくることが目に見えてます。

社内SEではない人から見ると、人気が高くてなかなか社内SEになれない、などの意見もあるようですが、全然そんなことはありません。

一般的な転職サイトにはなかなかお目にかかれないですが、転職エージェント経由でしたらたくさん案件が出てきますので、本気の人はチャレンジしてみる価値はあるかと思います。手に職の時代だからこそ社内SEとして頼れる存在になることができればどこの会社でもやっていけるでしょう。

終わりに

社内SEの将来性について語らせて頂きました。社内のITを全て管理する仕事ってこれからどんどん必要になってくると思うので、あながち間違っていないというか、そこまで過大評価ではないと考えています。

もし少しでも興味があるのであれば、未経験からでも全然なれますので作戦を立ててみてはいかがでしょうか。最後までお読み頂きありがとうございました。

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