クラウドワークスでの初仕事を始めよう、という時にクライアントとの契約内容の中に「源泉徴収税」という言葉を見つけ、「え?提示された金額よりずっと少ないんですけど」と疑問に思う場合があるかもしれません。源泉徴収とはなんなのか、クラウドワークスでかけられる源泉徴収税とはなんなのか、ということを説明していきましょう。
クラウドワークスにおける源泉徴収とは
一般的に源泉徴収は雇用する会社が給与を支払う際に、その給与に対してかかる税金を雇用される側の代わりに収めることを指して言います。100万円までは10.21%でそれを超えると20.42%がその額となります。
源泉徴収の対象となる仕事は法律で細かく定められています。ここでは詳しく述べることをしませんが、クラウドワークス内で主に対象となるのはライティングとデザインになります。この類いの仕事を受注する場合に源泉徴収がクラウドワークスでも行われることになります。
ただし、雇用主がフリーランス(個人事業主)の場合には対象外となるため源泉徴収を必要としません。
クラウドワークスでは源泉徴収税
クライアントと契約を結ぼうとする際に提示された報酬額に対して「源泉徴収税」という言葉であらかじめ報酬から差し引かれる金額がある場合があります。それは主に上記の条件を満たす場合に行われます(条件の詳細については法律で細かく定められているため、ここでは省略します)。
わかりにくいかもしれませんが、一応その計算式を挙げておきます。仮にクライアントが報酬として10,000円を提示した場合、
10,000×8%(消費税)-10,000×10.21%(源泉徴収)-10,800×20%(システム利用料)=7,619(受注者が受け取る報酬)
となります。
この源泉徴収は受注者の代わりにクライアントが収めた税金です。確定申告をする際にこれをしっかり申告すれば戻ってくるお金がある場合もありますから、ここはしっかりクラウドワークスのシステムを使って源泉徴収額を把握しておきましょう。
クラウドワークスの源泉徴収に関する機能
クラウドワークスにおいては、クライアントが発注時に源泉徴収を必要とする案件に対してあらかじめ源泉徴収税を差し引いて報酬を支払うシステムが2015年4月以降組み込まれるようになりました。これによって受注する側は前もって源泉徴収の対象となる仕事であることを把握でき、実際に支払われる金額が即座にわかるようになっています。
源泉徴収に関しては法律で定められていることですから、面倒だと思うかもしれませんが、クラウドワークスのシステムで把握できるようになっていることは「ちゃんとしてるな」と考えるべきでしょう。副業としてクラウドワークスを利用している方は特にしっかり確定申告を行って余計な税金を払うことのないようにしましょう。
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