MDです。今日は社内SEになったら読んでおいた方がいい本について紹介したいと思います。
私は300名規模の会社で情報システム部門で働いています。いわゆる情シスと呼ばれる仕事なのですが、一般的には社内SEと表現されることが多いのでこのブログでも社内SEと記載しています。
今回の記事では、社内SEの業務をしていく上で読んでおいた方がいい本、私の中のバイブル的な本をご紹介します。
記事のタイトルにもある通り、「経営・事業・ITの三者で進める ITマネジメントの新機軸」という本になります。
それでは、いきます。
ターゲットは中堅社内SE
ターゲット読者はまさにCIOになるような人です。
ユーザーからの問い合わせ対応といったヘルプデスク業務やERPのシステム導入などを実務者として経験して、社内SEとしての業務を一通りこなすようになり、経営陣と一緒にITシステムを経営に活かすことを考え始める人達が主なターゲット読者だと思います。
もちろん経営陣がITシステムについて勉強するために読んでもいいですが、それにしては経営陣からすると硬すぎて読みにくい気がします。
でも実際に業務でこなしている人からすると、すんなり入ってきます。
例えば「情報システムの本質とはなにか」と問われたときに、
基幹系システムと情報系システム、オフィス系システムに分かれますよ。
基幹系システムはERP、情報系システムはSFA、オフィス系システムはファイルサーバやメール、グループウェアなどって感じですよ。
と言われると、あーなるほど、となんとなく理解できると思います。
普段の業務の整理と私達がこれから担う立場
中堅社内SEになってくると、今まではイチ担当者として社内SEの業務をこなせばよかったですが、これからは各部門と足並みを揃えて仕事を考える必要があります。
となると、各部門、経営陣はITシステムに対してどのようなことを求めているのか知る必要があります。
経営者から見たITシステム
ITシステムから意見を言う場合に、経営者にITを勉強してもらってこちらの話を理解してもらい経営判断を下してもらうことを期待するのは限界がありますよね。
そうではなく、ITシステム担当者としては、いかにITの専門的な見方を避けて、財務やビジネス戦略など理解しやすい言葉で説明する必要があるということを、経営者目線から見たITシステムとして説明しています。
事業部門目線から見たITシステム
実際に会社の商品を売るといった事業部門はITシステムに対してどのようなことを期待しているのでしょうか。
一番分かりやすいのは業務の効率化ですよね。収益を生んでいるビジネスが今より効率的に運用できるか、効率は変わらずに拡大できるか、また、ITによる現場担当者が持つ情報の利活用といったことが期待されています。
経営者・事業部門とのコミュニケーションが必須
本のまとめとして、ITシステム部門の今後の役割の変化、必要とされることが書かれています。
上記に書いた経営者・事業部門がITシステム部門に求めているものをどのように結果として返すかコミュニケーションを取る必要があります。
根回しというと悪いイメージが浮かぶかもしれませんが、事前に情報を共有するこということはとても大事なことです。興味があればこの記事もどうぞ。
また、そのために社内だけでなく社外との折衝、外部ベンダーとの信頼関係についても言及しています。
この記事のまとめ
この記事では「経営・事業・ITの三者で進める ITマネジメントの新機軸」という本について書きました。
本当は自分の意見なども踏まえて書かないと意味がないと思うのですが、この本について、は今まで行ってきた業務一つ一つがきれいにまとめられていて、自分の仕事の整理にとても役立ちました。
社内SEではない人がこの記事だけ読んでもよく分からないままになってしまうかと思うので、具体的な事例をもっと追記していきたいと思います。
取り急ぎこのへんで。お役に立てれば幸いです。
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