どうも、MD(@MDLaboIT)です。この記事では社内SEにまつわるうわさ話というか、社内SEになれるならなりたいけど、なんか難しそうって思われているみたいで、そのあたりのことを書こうかと筆を取りました。
転職したいけどなんとなく決めあぐねてて、社内SEに転職を考えても募集を見つけることができず、もしくは見つけたとしても求めるスペックが高すぎて応募すらする気がしないなど、社内SEが狭き門に感じて諦めるといった話をよく見ます。
例えばこの方とか。ツイート引用させていただきます。
非IT系企業の社内SEは比較的まったりだと聞いて狙ってるんですが狭き門ですかね・・・いっそ完全に別分野いくのもありかなと思い始めてます…
— 千菓🏰👑 (@chika_ncs) February 7, 2018
やはり外側から見ると狭き門に見えますし、社内SEの探し方なんて分かるはずもなく。
私自身、社内SEになろうとしたのもたまたまですし、探しても見つからなくて狭き門に感じるのはよくわかります。
結果的に社内SEになることができて、中の人になったからこそ分かるのですが、社内SEの狭き門と感じるその理由、社内SEの探し方を説明したいと思います。
それではいきます。
社内SEになるには~社内SEの探し方~
まずはじめに社内SEの業務と社内SEになるための必要なスキルについて簡単に説明します。
社内SEのことを知らずに社内SEの狭き門に挑戦する人はいないと思いますが念のため。(そして狭き門というわけでもありませんが)
社内SEは会社全体のIT周りに関する全てを管理する組織になります。
いわゆるSEとは似て非なる職種です。日常の基本的な業務としてはPCなどの問い合わせ対応や機器の管理などがメインなので、あまり知識がなくてもキャリアをスタートすることができます。
元々はSE(システムエンジニア)になりたかった
私自身はもともとIT業界自体が未経験でサービス業の営業をしていました。
サービス業の営業はとても激務でしたし将来性もなかったので、IT業界であればスキルもついて食いっぱぐれがないだろうと考えていました。
そんななか、転職活動を始めようかと思った矢先に会社が倒産してしまいました。
新卒2年目の年に無職で前職がブラック企業の営業ということもあり、SEの会社で未経験でも入れそうなところに履歴書を送りまくったのですが、見事に面接すら受けられず書類落ちしまくるという結果に。
とはいえ時代はリーマンショック前で景気も良かったので、東京に行けば仕事も多くあるだろうと思い切って上京しました。
社内SEという狭き門を突破できた理由
で、結果的に社内SEになれたのですが、どうしたかというと派遣社員として入社しました。
なんだ、派遣社員は選択外だよ、と思わないでください。ヒントがたくさんありますので。
社内SEの募集を探すために、普通の転職サイトをかなり見ていたのですが、SEでは募集があるものの、社内SEとなると正社員で募集自体があまりありません。
あったとしても大企業で、今ニーズがあるのはOracleやSalesforceなどに詳しい人だったり、特殊なスキルなど応募に必要なスキルが高いケースが多いです。
中小企業の社内SEを探したい
社内SEでも入社する会社によって業務内容が様々なので、どのような仕事をしたいかによりますよね。
私の場合はどこでも潰しが効くスキルをつけたかったので、中小企業で全部担当できる社内SEを希望したものの、普通の転職サイトには掲載されてないんですよ。
中小企業の社内SEに入ってわかったのは、狭き門に入るためには2パターンしかないということです。
それは、
1.全部一通り業務ができる人を募集している
2.1人情シスの手が回らなくなって派遣社員を探してる
の2パターンです。
私の場合は2だったということですね。
社内SEという狭き門に入る作戦を立てる
なぜ社内SEが狭き門に感じられるのか、なんですが、上記の1の場合は、メインで働いていた社内SEの退職が決まって募集しているパターンです。
これを普通に転職サイトに載せちゃうと、ライバル会社に状況が知られてしまうこともあり、カッコいい状態じゃないんですよ。
2の場合も同様に、普通は転職サイトで未経験可として正社員を募集すればいいものの、正社員を追加するほど余裕がないわけです。
今まで1人に対して社内SEの仕事を与え続けて、さすがに限界だということでもう一人正社員を追加し、急に人件費を倍にするってわけにもいきませんから、まずは派遣社員で、ということになるわけです。
経営陣からコストセンターと思われているような会社だと特に社内SEの派遣社員を募集する傾向があります。
ですので、社内SEという狭き門に入るには、
1だと、転職エージェント経由で募集している会社を探す。
2だと、派遣会社に登録して社内SEで募集しているところを探す。
という感じになります。
派遣社員として狭き門の横から入る
私自身が経験してきたことなので全力でオススメするわけですが、やはり今まで正社員で仕事をしている人が次のステージで派遣社員を選択する勇気がなかなかでないのもわかります。
私の場合は元々ブラック企業に勤めていたし、しかも倒産して無職だったわけですから派遣社員だとしても、まずは何かしらの職に就くことが最優先でしたので。
その中でも社内SEを選択した自分を褒めてあげたいです。
そんな私でも周りから反対されていました。派遣なんて所詮使い捨てだというのが反対意見の大半を占めていました。
それはそれで一理ありますし理解できたのですが、私はそんなことよりも業務経験が得られるという価値に魅力を感じたのです。
結果、ファインプレーでした。
終わりに
最後、自分語りで長くなってしまいましたが、社内SEが狭い門に見えたとしてもいくらでも入る方法はあるということをお伝えしました。
社内SEにどれだけ魅力を感じているかによって、挑戦するかどうか変わってくると思いますが、私個人の意見としてはこの時代にとてもマッチしていると感じでいますので、未経験でも目指すのを応援します。
普通に正社員として社内SEを探したい場合
とはいえSEなどIT業界で5年も務めていたら十分社内SEになれます。面接は簡単で今まで携わってきた商品がどのような形で社内SEとして活かすことができるか、を伝えられればどこかには引っかかります。
シンプルに考えてほしいのですが、足りないから募集しているわけです。企業もずっと気に入らないから不採用ということを繰り返す余裕もありませんので、トライすればどこかしら引っかかります。
あとはそこでいいのかどうか、ってところだと思います。IT業界のことはわかったとしても、社内SEは業界で言うとメーカーや物流、小売、卸売など非IT業界に大部分が入りますから、そのあたりの知識は入社してからつけていく必要があります。
とはいえ、向き不向きくらいは入社前に判断できる状態でないと本当の意味で転職がギャンブルになってしまいますから、ここは転職エージェントの力を借りましょう。私が利用してよかった転職エージェントについて書きましたので参考にしてください。最後までお読み頂きありがとうございました。
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