社内SEの業務内容 その2 システム導入

社内SEの業務内容

前回、社内SEの業務内容としてヘルプデスクをご紹介しました。社内SEとして誰もが通る道だと思いますが、あまり好きという人はいない気がします。

それに対して、今回紹介するシステム導入はけっこうクリエイティブなお仕事だと思います。

といってもヘルプデスクは基本のキですし、業務スキルが高まれば交渉力もつけることができます。

社内SEの問合せ業務、ヘルプデスクは大変?パターンをこなせば大丈夫
社内SEの業務内容として様々な業務がありますが、やはり基本はヘルプデスクではないかと思っています。今会社でどんなことが起きているかビジネス目線の勉強にもなりますし、問い合わせが多い内容に関しては業務改善するべきポイントがわかります。

今回ご紹介する社内SEの業務内容は、ヘルプデスクとは逆に目立つ仕事で、社内SEを目指す人にとって一番面白そうと思える業務ではないでしょうか。

システム導入という括りでいいかは分かりませんが、システム企画的な意味合いです。

それではいきます。

スポンサーリンク

社内SEの業務内容 その2 システム導入とは

どんな業務内容かというと、そもそも私達の仕事はITを利用して業務の効率化を目指しています。

なんでもそうですが、以前は人が対応していた事をITにやらせる、自動化させるためにITシステムを導入します。

システムとは、仕組みって意味ですもんね。

というわけで、様々な業務内容をITで仕組み化していきます。

わかりやすいのはファイルシステム

一番分かりやすいのはファイルシステムではないでしょうか。

いわゆるファイルサーバです。みんなで電子データを共有しましょうってやつです。

ファイルシステム自体のイメージは分かりやすいのですが、付属する機能が色々あります。

サーバが故障しても元に戻せるようにバックアップを取るためのシステムや、誰でもアクセスできちゃうとまずいファイルを制限するための管理システム(Windowsで有名なActiveDirectoryを略してADサーバ)なんかがあります。

また、最近はサーバを自社で持たずにクラウドサービスを利用しているところが増えています。

そういうのだと大容量のファイルを送受信できるシステムがあったりもします。

会計システム、またの名をERP

他に有名なところでいうと会計システムかもしれません。

昔々でいうと、帳簿をつけて売上や在庫を管理していたものを、データとして入力することで、24時間いつでもどこからでもリアルタイムに経営指標を確認することができるので、とても大事なシステムです。

会計だけでなく、営業の受発注処理や在庫などをまとめて管理できるシステムのことをERPというカッコいい名前がついていたりします。

営業支援システム、その名はSFA

他にも、営業の流れを管理するシステムでいうと、最近CMでよく見るのは、名刺のデータを管理するsansanや、Salesforceというアメリカからやってきた黒船的な営業支援システムが有名です。

はじめは名刺で営業管理?と思ったのですが、お客様の名刺を中心に、

・その人へどんな提案をしたのか
・どんな見積もりを出したのか
・次はどのような提案をするのか

など、営業マンの行動を全て記録する事で、異動などがあって担当が変わった際にも、お客様に迷惑をかけることなくスムーズに引き継げて営業機会の損失を防いだりするシステムになっています。

ビジネス上の行為すべてが対象

システム導入といっても、業務に関することすべてが対象になるので、挙げればキリがないのですが、多くの場合、社内に導入するための主担当者を社内SEが担うことになります。

受付システムもありますし、スケジュールシステム、毛色が変わりますが、社内ネットワークの構築なんかもシステム導入の一部になるかと思います。社外から社内システムにアクセスするためのシステムもありますし。

全部わかるわけない

キリがないので割愛しますが、とてもではないですが全部の業務を理解できていません。

ですのでプロジェクトの進捗を管理することがメインの業務で、あとは専門のシステム開発業者と社内の利用部門との橋渡し役を行います。

そういう意味でも、基本を抑えておくと何とか業務についていけますので、この記事を参考にしてみてください。

社内SEに向いている人はどんな人?理想の人物像を語ります。
どうも、MD(@MDLaboIT)です。この記事では社内SEに向いている人はどんな人か、人物像について、現役社内SEである私が赤裸々に語っていきます。プロフィールでも自分の経歴について詳しく書いてますが、元々はブラック企業の営業でまったく...
社内SEに向いている人はどんな人?理想の人物像を語ります。
どうも、MD(@MDLaboIT)です。この記事では社内SEに向いている人はどんな人か、人物像について、現役社内SEである私が赤裸々に語っていきます。プロフィールでも自分の経歴について詳しく書いてますが、元々はブラック企業の営業でまったく...

抵抗者とどう戦うか

この記事で何が言いたかったかというと、ビジネス上の行為すべてがシステム導入の対象になるので、取りまとめるスキルが必要になってきます。

システムを導入ということになると、誰しもが使いやすくなったり、処理が早くなったり、いいこと尽くめだと思われがちですが、全部が全部うまくいくわけでもなく。

システムが導入されることで仕事がなくなる人が出てきたり、サボっているのがバレたりと、人間の闇の部分と戦う場合もあります。

まとめ

というわけで、社内SEの業務内容その2として、システム導入について書いていきました。

社内SEっていかにもインテリっぽい感じもしますが、最後に書いたように生々しい業務があったりもしますので、社内SEの業務内容の中でも、システム導入はなかなか奥が深いです。

社内SEの業務内容のイメージが湧けばいいなと思い書いていますが、いかがなもんなんでしょうか。

まぁ引き続き書いていきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。

次の内容は社内SEの業務内容の中でも一番地味なシステム保守について書いていきたいと思います。それでは!

コメント

タイトルとURLをコピーしました