社内SEに資格はいるのか、未経験の場合はどうか

社内SEの業務内容

この記事では、未経験の人が社内SEになるために資格は必要かどうか考察していきます。

私の結論は、最低限の知識として基本情報技術者試験は業務上必要、また仕事への意欲があることの証明にもなるので取っておいたほうがよい、それ以外は入社してから業務に関係あるものを勉強する、になります。

社内SEに資格はいらないと豪語する他社の友人の意見も含め、つらつらを書いていきたいと思います。

それでは、いきます。

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社内SEに資格はいらない、友人の主張

まず他社の友人の前提からご説明します。

年齢50代、社内SE歴20年、自社1社のみ、たまたま行った何かの製品のセミナーで仲良くなりました。

この方の言い分はこうです。

・頭でっかちになる
・勉強と実務で必要な知識は違う
・時間とお金の無駄
・そもそも評価者が評価できない

私もそう思います。概ね賛同できますが、私の意見は次のこちらになります。

社内SEの資格が持つメッセージ

すごい資格はいらないと思います。

別に私もすごい資格を持ってるわけではなく、一応基本・応用・情報処理安全確保支援士(情報セキュリティスペシャリスト試験)くらいは持っています。

自分のキャリアを考えてというか、社内へのアピールとして(やってる感を出したかった)が本音です。

昔はそれでよかった

恐らく昔は資格とかなくてもそれで良かったんだと思います。そもそも評価者が資格を知らないから。

適当にITっぽいことを話せばそれで説得できていたようです。むしろ説明力というか適当なことを言う力が業務を推進するために必要と、先の人は語っておりました。

少し時代を遡ります。

というのも、以前にも書きましたが、20年前この人が社内SEとして入社した頃はPCを1人1台使うようになってきた頃で、社内SEという概念がなく、パソコンが好きそうな人が主業務と兼務する形で担当されました。

当然、上司はPCのことが分からないので、担当者が資格を取ろうが何しようがよく分からず、担当者も取ったところで評価されませんから、PCの修理やトラブル対応ができればそれで業務は完了したわけです。

客観的に判断できる情報が必要

中小企業だとその人が1人で切り盛りする状態が10年くらい続き、さすがにIT化の波に太刀打ちできないということで、社内SEの充実化を図ります。

さすがに新たに採用する際にはパソコンが好きそうな人というような採用の仕方ではなく、客観的に判断できる材料を欲しがるようになりました。

本人の仕事に対する意識がわかる

また、資格を持っていること自体を評価するだけではなく、業務のために資格取得する熱意があるというメッセージになります。

ですので、未経験者だとしても社内SEになりたいんだという熱意を見せるには資格取得が一番分かりやすいかと思います。ここが大きなポイントのような気がします。

社内SEに資格は必要か

というわけで、未経験者で社内SEに応募する場合、全くノー知識で来られると確実に落ちます。で、何の資格を取ればいいのかという話ですが、基本情報処理技術者試験は年2回の試験になっているので、好きなタイミングで取れません。

ITパスポート試験であれば毎週末どこかの会場で受験できますので、まずはこちらを取って社内SEで募集しているところを探して応募しながら基本情報処理技術者試験にチャレンジすればいいかと思います。

未経験で社内SEになるためにアピールすべきは、フットワークの軽さや社交的かどうかだと思います。私が面接官であればこういう人を選びます。

理由としてはまずはヘルプデスクとして社員問合せ対応を行うので、テキパキと明るくこなせる人が向いているからです。こちらにも関連する記事を書いています。

完全にポジショントークですが、社内SEは時代にあったいい職種だと思いますので、とりあえずやりたいことがないという人は社内SEをしながら考えてもいいのではないでしょうか。つぶしが利くと思います。それでは。

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