社内SEの業務内容まとめ ITを使って業務を効率化すること

社内SEの業務内容

これまで社内SEの業務内容について記事をいくつか書いてきました。

社内SEの業務内容について書こうと思ったきっかけは、何をやっているか分からないと社内の他部署の人からも時々言われることがあったからです。

また、過去の私のような未経験だけど社内SE(情シス)に興味がある人に、実際のところどうなのか、ご紹介したいと思いまして、書き始めました。

というわけで、この記事では社内SEの業務内容についてのまとめを書いていきたいと思います。

それではいきます。

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社内SEの業務内容の範囲

社内SEについて定期的に言葉の定義をしていますが、私が務めているのはIT企業ではなく一般企業で、社内のIT周りを管理する仕事です。

いわゆる情報システム部門で、略して情シスとも呼ばれたりします。なぜか社内SEと呼ばれることが多いので記事のタイトルなどでも使っていますが、システムをエンジニアリングすることはありません。

で、社内SEの業務内容はなんなのか、という話になるのですが、一番初めに紹介した記事はヘルプデスクについてです。

社内SEの問合せ業務、ヘルプデスクは大変?パターンをこなせば大丈夫
社内SEの業務内容として様々な業務がありますが、やはり基本はヘルプデスクではないかと思っています。今会社でどんなことが起きているかビジネス目線の勉強にもなりますし、問い合わせが多い内容に関しては業務改善するべきポイントがわかります。

そのほかの記事では、業務の仕組みをITでシステム化することをメインに書いてきました。

システムを導入するために数ある製品の中から自社に合うものを選定したり、ビジネスを継続するための仕組みを作ったり、奇しくも、新型ウイルス感染から物理的に避けるために積極的なテレワークが推進されていますが、テレワークを実現させるための環境つくりも私達の仕事です。

社内SEの業務内容 その2 システム導入
社内SEっていかにも華やかでインテリっぽい感じもしますが、記事に記載の通り、生々しい業務があったりもしますので、システム導入はなかなか奥が深いです。このシステムを導入したのは私だ、という風に人に説明しやすい業務ではありますよね。
社内SEの業務内容 その3 システム保守運用
システム保守運用という業務は毎日の積み重ねでもあり、永遠に続いていきそうな気もします。5年後、10年後など保守契約のタイミングで入れ替えも発生するので、新しいシステムの導入とワンセットで考えると社内SEの業務内容の全体像がつかみやすいです。
社内SEの業務内容 その4 業務コンサル
社内SEの業務内容について記事を書いてきていますが、一旦これで最後になります。次回の記事で総まとめをして、違う内容の記事を書いて行こうと考えております。さて、社内SEの業務内容の最後の項目として業務コンサルを挙げたいと思います。社...

今回ご紹介してきた記事ではモノの管理について触れませんでしたが、PCやスマホ、プリンターの管理からシステムのサーバ管理など、細かい話でいうと少額資産だリースだレンタルだなどと色々あります。

それ以外にもIT機器やシステムを利用する上で欠かせない、通信環境の管理も業務の1つです。

事務所のインターネット回線やwifiなどの通信環境や、テレワークを実現させるには社内のシステムを外出先や自宅からでも利用するための、VPNと呼ばれる仮想的な社内ネットワークに接続する仕組みが必要です。

また、インターネットに接続するということは、大げさに言えば外部からのサイバー攻撃などもありますので(分かりやすいのはウイルスメールですね)、そのためのセキュリティ対策なども取る必要があります。

社内SEの業務内容の目的

このように社内SEの業務内容は幅広く、それぞれの分野で専門家が活躍する中で、私達は広く浅く知識をつけて、会社のIT分野の代表として、自社を良くするために、日々活動をしています。

社内SEの業務内容の目的は何かというと、業務の効率化につきます。

情報システムという分野は生まれてから20年も経っていません。社員に1人1台PCが行き渡ったのもwindowsXP時代あたりですから2000年くらいです。

PCが好きそうなおっちゃん

当然その頃は専門の部署がありませんので多くの場合、総務部が管理していました。そのころはちょっとPCが好きそうな総務のおっちゃんが兼務しているイメージです。今でも総務部の内部にIT部門がある組織の会社も多くあります。

そのころの人達が年をとり、世の中の流れも変わってきてITが重要視されるようになってきました。

中年以降で社内SEに転職を検討するのであれば、語れる実績が必要です。PCが好きそうなおっちゃんは既に社内にいますから。

未経験や若手が今から社内SEを目指すのであれば、実績よりもフットワークの軽さが重要視されます。

時代の流れとともに、社内SEの業務内容の目的が、機器の物理的な管理から業務の効率化というものに変わってきていますので、意識して仕事に取り組む必要があります。

社内SEの業務内容を通してどのような自己実現を達成するか

このように自身が経験した上で、社内SEの業務内容について書いてきましたが、私も入社した際には全く分かりませんでした。

社内SEになりたかった理由としては、前職がサービス業で倒産したということもあり、食いっぱぐれない仕事がしたかったというのが大きな理由です。

元々はITに仕事として興味があったものの詳しいわけではなく、それもあり新卒でSEになれなかったんだと思いますが、PCに詳しかったわけではありません。

それでも、社内SEになることさえできれば、仕事は身につくだろうと思っていましたし、いま実際に仕事ができています。

綺麗事を言えば、ITを使って世の中を良くしたい、自分の務める会社の環境をよくしたいというのが今になって生まれてはきましたが、社内SEを目指した当初は自分のことしか考えていませんでした。

社内SEの業務内容の結論 誰でもできる

社内SEの業務内容についての私の結論としては、色々覚えることもあり、対応する範囲も幅広いですが、なってみれば何とかなると思っています。

そもそもこの職種、これからどんどん人手不足になっていき、さらにはDXと呼ばれるITの他分野での積極活用も進められていくので、社内SE経験者が他の部署で活躍する場面が増えていきます。

中小企業だと社内SEはなかなか自社内の異動で人数を増やすことができず、一般的にはまず派遣社員を雇用して業務負担を減らすという流れが多いです。

募集する派遣社員も、一定以上知識がある人を選ぶわけではなく、どちらかというとフットワークが軽そうな若手を選びます。

ですので、現在転職を考えている人は、あまり選択肢に入らないと思いますが、将来的にも色々チャンスがある職種ですので、ぜひチャレンジしてみてほしいと思っています。現場からは以上です。

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