今回の記事は毛色を変えて、在宅勤務、リモートワーク、テレワークのそれぞれの違いを紹介したいと思います。
この記事ではずっと在宅勤務と表記してきました。というのも当ブログでは、私の日々の業務の中での気付きからブログの記事を書いていて、私が勤める会社からの指示は全て在宅勤務という表現だったからです。
とはいえ、世間では同じような意味合いで、リモートワークやテレワークとも言われており、というかむしろ報道ではテレワークの方が多いかもしれません。
というわけで、在宅勤務・リモートワーク・テレワークに厳密な違いがあるのか、せっかくの機会なので調べてみました。
それでは、いきます。
結論:歴史的にはテレワーク優勝
先に結論を書いておきますね。在宅勤務・リモートワーク・テレワークの違いですが、まず在宅勤務以外は造語で、テレワークという言葉が生まれたのがバブルの頃でした。
後ほど紹介しますが、総務省の働き方改革のポータルサイトでもテレワークが使用されており、私が考えていたよりもテレワークという言葉が浸透していました。
在宅勤務・リモートワーク・テレワークの共通点
結論を先に書いたところで、まずは、在宅勤務・リモートワーク・テレワークの共通点についてどういう場面で使われているかなど私の身の回りで起こっていることを書いていきます。
それは職場ではないところで業務を行い、雇用されていて時間管理されていることが多い。というところです。
自由な時間に職場ではないところで仕事をする場合は、一般的には雇用形態も違いますので、在宅勤務・リモートワーク・テレワークとは呼ばず、単にフリーランスや下請けと呼ばれます。
ですので普通の在宅勤務・リモートワーク・テレワークの場合は、勤務開始時間と勤務終了時間を報告する必要があります。
勤務形態が違うという意味で使われている事が多いですね。
在宅勤務にせよ、リモートワークにせよ、テレワークにせよ、就業規則で時間管理されている場合は、何時に仕事が始まって何時に終わったかを報告しないと仕事をしたことになりません。
どれにせよ雇用としてガッチリ守られてるというのは大きいですよね。
次に、それぞれ個別に見ていきたいと思います。
在宅勤務とは
まずはじめに在宅勤務について書いていきたいと思います。私事ですが、弊社では在宅勤務と表記されています。漢字が表すとおりなのですが、在宅勤務なので、在宅している必要があります。
ですので、業務時間内は外出が許されません。電話が鳴ったらすぐ出る、会社によってはチャットツールのTeamsなどでビデオ通話の着信があった際にすぐ出ないと怒られるところもあるようです。
出社してる感覚だと内線をかけている代わりにビデオ通話で発信してるイメージなんですかね。
普通のカメラなし通話でいいのではと思いますが、勤務態度がだらけてないかの確認もあるのでしょう。
リモートワークとは
話は変わり、リモートワークについて書いていきたいと思います。
リモートワークとは、離れた仕事なので、職場以外での場所で行う業務を指します。
従業員が主体的に選べる場合だと、自宅だけでなくてカフェや外出先など、どこでもいいわけです。
IT企業で話を聞く事が多く、本当にどこでもいいってわけではなく、通信状況が良いところというのが絶対条件のことが多いです。
なぜ職場でなくても許されるかと言うと、評価されるアウトプットが決まっていて、通信環境が整っていれば業務が成立するからです。
例えばプログラマーさんやデザイナーさんが該当します。
とはいえやはりリモートのワークなので、職場が離れているだけで、時間管理されているイメージです。
ITから離れた場合、物書きのライターさんや、物理的になにかの作品を作る人も、在宅でなくてもいいのでリモートワークに属しそうですが、こちらの場合はリモートワークとは一般的に呼ばないですね。
その場合は、雇用形態的に雇用されるというよりもフリーランスとか下請けにあたるので、リモートワークという言葉も当てはまらないのかとおもいます。
ついでにですが、フルリモートという言葉もあって、この場合は週5で完全に出社しない勤務体系を指すのですが、中には週3フルリモートという謎の言葉もあり、週3回は出社しなくてよいという意味のようです。
テレワークとは
私の中でなんとなく古い言葉のイメージがあり、マニアックな言葉だったテレワークですが、なんと日本テレワーク協会なる組織がありました。
そこで定義されているテレワークの意味は「情報通信技術(ICT)を活用した
場所や時間にとらわれない働き方のこと」でした。
そもそもテレ(tele)の意味が離れている状態を指すので、趣旨としてはリモートワークと同義ですよね。
先程古い感じがすると書きましたが、テレワークという言葉が生まれたのがバブル期で日本人が一番猛烈に働いていた時期でした。
テレワークが想定している業務環境は、在宅勤務・モバイルワーク・サテライトオフィスの3つで、定義的には在宅勤務はテレワークの中に含まれていたのですね。
総務省でもテレワークについて「働き方・休み方改善ポータルサイト」で紹介があるので、テレワークが一般的なのかもしれません。
さすが総務省、テレワークの紹介はこのサイトだけで十分でしたね。私は実務者として続きを書いていきますね。
記事のまとめ:あなたはどちら派?
先にも書いたとおり、在宅勤務・リモートワーク・テレワークの言葉の違いですが、言葉の歴史からいくとテレワークが優勝です。バブル期に生まれた言葉なので大企業ではテレワークということが浸透しており、総務省でも使用されています。
当事者としての使い分けの実感としては、在宅勤務(テレワーク)は会社が自社以外で指定した場所で働くこと、リモートワークはそれ以外のどこでもOKという意味で分けられそうです。
私が勤める会社は在宅勤務なので、自宅以外で仕事をしてはいけませんが、もしリモートワークが許されているのであればカフェなどでも大丈夫そうです。(緊急事態宣言が出ている時はダメですよ)
結局、信頼されているかどうか
結局、どのような勤務形態であっても会社から信頼されているか、上司から信頼されているかどうかで、だいぶ業務に対する縛り方も違ってくるだろうと思います。
私の場合は、突然ビデオ通話の着信があったり、日報が細かかったりせず、信頼されているのか監視の目は緩いのですが、仕事は通常よりとても多く、数をこなしています。
というのも急きょ全社員が在宅勤務となり社員からのシステム利用に関する問い合わせが多く、やり取りも上司から見えているので、報告しなくてもわかるのが大きいと思います。
まだ在宅勤務が許されていないなら
皆様の環境はいかがでしょうか。あなたの業務内容がオフィスワークなのに、在宅勤務やリモートワークがこの状態でも検討されていないようでしたら、今すぐ転職の検討をオススメします。
当然今この状態で雇用活動をしている企業は少ないと思いますが、落ち着いた時にすぐに動き出せるように準備はしておきましょう。
医療従事者や介護従事者、お店を経営されているなど、対面での業務が必要であれば仕方ありませんが、ただ単にPCがデスクトップなので出勤しないといけないなど、会社の環境のせいで在宅勤務ができないのであれば、従業員を大事にしていないと考えざるを得ません。
今すぐ転職活動を行うわけではなくても、まずは情報収集を行いましょう。思い立ってすぐには転職できないので。
オススメは業界No1のリクルート系です。正直リクナビネクストとリクルートエージェントを登録しておけば転職関係の情報収集という意味では間違いありません。
リクナビネクストのいいところは、職務経歴や希望条件を登録しておくだけで、企業側からのアプローチを受けることが可能です。
今は仕事が忙しく転職活動に余裕がなくても、自分の可能性を広げる機会として活用することができます。
コメント